2019年11月4日
750Turboのレストア日記
やっとサンマが獲れ始めたらしい
休みがナカナカとれず、旅程のイメージさえ全く描いていませんでした。
11月になれば暇が出来そうだとは分っていましたが、時期的気温低下を考えれば長距離は・・・。
ところが実際は、高温傾向が続き連休絡んで秋の連続好天予報が出た。
これは行かねばなるまい!
私の旅の原点である「国民宿舎巡り」をベースに、かなり以前から気になっていた「海眺の宿 あいお荘」さんを一泊目に据えました。
初日は高速道路を延々走り通す予定でしたが、まぁ山陽道は順調に走れるものの単調で退屈。
我慢しきれず早めに高速道を降りてR2へ進んだものの、やはり瀬戸内の幹線国道は交通量が多くて走り辛いです。
それでも、どうにか宿に無事到着。
ナビも宿の部屋に持ち込んだ時点で回復していました。走行距離は600Km。
明日からの旅程が順調であるよう願い、静かな宿で早めの就寝です。(-.-)Zzz・・・
山陽道最後の給油ポイント下松SAで、往年の名(珍)車に遭遇。
6気筒のCBX1000です。地元山口のホンダマニアの御仁らしく、6本出しのマフラーでしか聞けないレーサーばりのサウンドがお気に入りとの事。
ヘルメットのカラーも、ホンダSRCレーサー故隅谷守男氏のレプリカとか。
このあたりは、東京の達☆さんに通じるものがありますね。
FCRキャブが開放なので「フィルター着けなきゃエンジン痛みますよ」と指摘すると、「もう60過ぎで何時までバイクに乗れるか分らないんだよ。先の事なんか考えても無意味だ。」との返答であった。
なるほど、私的にも心に響くおコトバであります。
先に下松SAを出て行かれたが、加速と共に甲高い超快音を発しておられました。
まさに「御意見無用」のファンキーなオヤジさんであった。
今日は防府東ICまで高速道を使うつもりだったが、もう延々の山陽道に辟易して我慢の限界。
下松の次の徳山東ICを降りてR2へ出たが、やはりR2は混んでますなぁ・・。
予想よりはるかに進みが悪く、高速道を降りた事を後悔(TT)
11月4日午前7時。前日の雨はスッキリやんだ。
今日はひたすら高速道移動のため時間が読みやすい。
6時ごろに出ようかとも思っていたが、不要に寒い思いをするのもなんなので、ゆっくり優雅に出陣。
気温を考慮して、今回は山陽路を進む。
初回GSチャージを三木SAで済ませ、福山SAへと進んで11時過ぎ。
ココらで昼飯にするか。
「生しらす丼」の幟がはためいていたが、なぜか今はその気分ではない。
今回は新規開通した新名神 菰野ICから高速進入。
距離的には四日市ICでも変わらないようだ。
つまり、一度走ってみたかったと云うのが理由だ。
当然だが、山寄りなので寒かった。
例年9月から10月にかけて仕事が途切れるので、それを狙ってツーリング予定をたてていた。
ところが、今年は仕事が途切れてくれず「もう寒くなるから長距離はムリだな」と半ば諦めていた。
すると、遅いサンマの便りをTVで観たと同時に、連休を交えた数日間の空白が・・・。
しばらく天候は良いとの予報が追い打ちとなり、矢も楯もたまらず急遽ツーリングを計画。
私的には急ぎ働きは失敗のモトと思っているが、この状況ではそんなコダワリは邪魔でしかない。
レギュレーターを交換してから、テスト走行やスロットルセンサーによる燃調調整など一切せずのスクランブル発進でスタートだ。
SA一番人気との事なので「尾道ラーメン」を注文。
例の如く、373夫人に迷惑メールで送ったら「それは以前にも食べたメニューでしょ!」との厳しい指導を受けた。
スッかり忘れとりましたばい。
データーレディーのデーター管理は完璧だ。
実は福山SAを出た時点からナビが不調に。
要因は、GPSを受信できない状態から回復せず。
大まかなルートは頭に入っていたので、構わず走ってきたが、R2の山口市内に入りナビが必要となり路肩へ停車。
しかしGPSは回復せず、急遽スマホとインカムを繋げて、Googleナビで目的地まで走った。
山口市内でR2から山25に入り南下。
どんどん半島の先端まで走ると、ほそ〜い生活道路的雰囲気になります。
そこに今回の宿泊地「海眺の宿 あいお荘」さんの入り口道路がありました。
ココから我が地元道路「鈴鹿スカイライン武平峠」バリのつづら折れの超急峻な道を登ります。
狭い道なので、いきなり降りてきたクルマと正面衝突しそうになりました。(;^ω^)
予想ではチェックインの午後4時より余裕で30分位は早く到着するかと。
しかしCBXオヤジさんと30分ぐらい話していたし、R2での渋滞やナビ不調対応で、結局到着は4時を過ぎていました。
時間が余ったら近くの周防大橋でも渡ってみようかと思っていたが・・・。
宿はさすが国民宿舎。岬の高台特等席に建っており、眺望はかなり良さそう。
地元の日帰り入浴客も多いようで、宿は繁盛しています。
宿の建物自体はかなり古い感じですが、改修を大規模に受けているようで、いたるところが綺麗になっています。
ただ、部屋の形態は紛ごうことなき昭和の国民宿舎ですな。奥にボクの好きなクツロギセットもありました。
「山側和室の2人部屋」ですが、ユニットのバス・トイレ付き。
畳も綺麗で快適です。
夕飯は一番安い「夕定食コース」。画像の他天婦羅やデザートも付きます。
到着早々に風呂を済ませ、絶景の海眺テラスでビールを。
しかし、他のお客さんはテラスの手前のロビーからガラス越しに夕日を眺めています。
もう気温がかなり低下してきており、私も「もう外で冷えたビールを飲むのは、時期的に限界だな」と感じました。
(((´゚ω゚`)))ガタガタ
さすがは絶景が売りの宿。180度以上の眺望は、一枚の画像に収まりません。
彼方にうっすら見える丘の影は九州です。
今回ナビ音声を飛ばすブルートゥーストランスミッターは、小型のムソン製に戻した。
内蔵バッテリーは小さいが、不要なオートOFF機能が無く使い勝手が良いため。
新たに厚さ4ミリの超小型モバイルバッテリーを携帯し、充電しながらでも使えるムソン製トランスミッターと組み合わせたのだ。
その充電操作以来ナビがおかしくなったので、モバイルバッテリーが出すノイズや熱がナビ不調の原因かもしれない。
次の日からは停車中のOFF時のみ充電させて、問題なくナビは動作し続けた。
そして今夜のクライマックスに冷酒の「山猿 生貯蔵酒」。
もうひとつ「山頭火」と言う銘柄もありましたが、価格が安い「山猿」に。
テイストは当たりが超サッパリですが、奥に澄んだ味がするナカナカに良い印象。
酒を飲み干し、最後にデザート食べて大満足な夜でした。