2002年9月27日
750Turboのレストア日記
塗装を終えたパーツは、すべてのねじ穴にタップを通します。
古い塗料やサビを落とすための前処理で、サンドブラスト処理をしたため、砂がびっしり残ってます。
ねじ穴以外の穴、オイル通路などもクリーナーやエアガンを使い、砂やほこりを徹底的に落とします。
この後最後の灯油洗浄、脱脂洗浄をして仕上げます。
組み立て前の仕上げなので妥協はできません。

左は仕上げの洗浄を終えて、新しい軸受けメタルを組みつけているコネクチングロッド。
ここまでくれば脱脂もされているので、素手で作業しても汚れることもなく快適に組み立てられます。
感覚としてはプラモデルを組み立てるような感じでしょうか。
作りが原寸大なのでプラモデルよりラクですかね。
今までの汚くて臭い分解作業を思い出すと、まさに「天国と地獄」の感です。

消耗が予想されるベアリングはすべて交換するつもりです。ただ見かけはそのまま使えそうな程度に見えたりしますが・・・。
一度組んでしまうと、もう一度バラすのが大変なところですからベアリング代ぐらいはケチらず交換します。
いよいよ折り返し点です。
今までの全く逆順で組み立てます。
チェーンを通したクランクを新しい親メタルを組み付けたアッパーケースにセットしました。
次はミッションギアをセットするのですが・・・。

なんだこりゃ?
塗装からあがってきたクランクケースのボルト穴の一箇所にシリコン製らしきメクラ栓(?)が二つ、かなりきつく、しかも奥深くはまってました。
だれが?何のため?
最初からボルトが無かった?
それともカトーコーティングさんが塗料の浸入防止に入れた?
謎です。

南さんにお世話になってます。
Auto Factory 373
四日市市西阿倉川1660番地3
TEL・FAX 059−334−7887

このホームページはレストア状況の速報的構成になっているため不定期更新です。アシカラズ
ミッションシャフトのベアリングが調達できず、組み立ては中断状態です。
ベアリングの製造元の「NACHI」社のホームページに「問い合わせ」なるコーナーがあったので書き込んでおいたんですが、今のところ反応なし。
大きい会社はレスポンスが遅いのが当たり前?それともシカトされたかな。
リヤサスペンションも入荷の兆候なし。
今年の秋は涼しくなるペースが速いような気がします。

新品の部品も一回洗浄してから組み付けます。
左の画はカムチェーンとプライマリドライブチェーンを最後の洗浄にかけているところ。
ただプライマリチェーンは供給終了だったので、新品ではありません。
まあプライマリチェーンのようなゴツイチェーンが切れるとは思いませんが。

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