2002年10月13日
750Turboのレストア日記
問題のミッション軸ベアリング。
関東のベアリングをオーダー製作してくれる所に問い合わせましたが「サイズが特殊なので製作できません。」との返事。トホホ・・。
傷だらけの様を見てしまうと再使用する気にはなれず、「もうどうにでもなれ!」半分やけになって欠品ベアリングの方も叩いて外しました。(ベアリングは一度叩いて外してしまうと再使用出来ないんです。)
しかし、外してみてびっくり。在庫のあったもう片方の軸のベアリングと寸法が全く一緒!「何が違うんだ?」と、南さんと二人で1時間ほどベアリング二つを前ににらめっこ。
結局違いは内輪に刻印された記号「N」、欠品のほうが「V」と、いう事しか見つけられませんでした。
製造元の「NACH」社からの返事は期待できそうもないので、「こうなったら強行手段!」とばかりに「NACH・富山本社」に直撃電話しました。
電話に出たウグイス嬢に「ベアリングの記号について教えて」と言うと。「こちらでお答えしなくてはいけないのでしょうか?」なんて、なんとも眠たい返事。
「西日本支社で聞いてください。」と、結局たらい回しを予感させる返事。
では、と今度は大阪の西日本支社へ電話すると、初めは「その記号は製造ロット記号だと思いますよ」「サイズが同じなら共用できるのちがいます」なんて適当な返事でしたが、こちらが「転用しても弊害ないんですね。」と念を押すと態度が一変。「調査してお返事しますので待っててください」との事。
で、待つこと30分余り。ついに疑問は解けました。
「アルファベットの記号は素材番号です。VというのはNに対しての素材強化品であることの表示です。お問い合わせのベアリングは、当社では15年ほどまえに製造を中止しております。当時川重さんのオーダーで特別に強化製作した物だと思います。もちろん現在は入手不可です。耐久性は落ちますが、転用しても問題はありません。何せ古いものですので図面資料を探すのにかなり苦労しました。」
これで先が見えました。在庫のあるスタンダード品を転用してミッションは組めそうです。
大事に走れば問題ない(?)でしょう。
NACHさんありがとうございました。
特に西日本支社のオオタニ様。いかにも関西のおじさんというような感じがした方でしたが、大変丁寧な対応感謝しております。

音も無く(?)突然やってきたホワイトパワー製リヤサスペンション。
なんでも「輸出側の付けてきた荷物内容状と実際の荷物内容が合わなかったため税関に1ヶ月足止めされてた」とか。
「港より直送です」だって。やれやれ、やっと来ました。
ま、ベアリングのほうも解決しそうだし、いつ手に入るか判らなかったサスペンションもそろいで、気分的にはちょっとラクになりました。

南さんにお世話になってます。
Auto Factory 373
四日市市西阿倉川1660番地3
TEL・FAX 059−334−7887

このホームページはレストア状況の速報的構成になっているため不定期更新です。アシカラズ
「最近ホームページの更新しないね。」なんて熱心な(?)読者からプレッシャーになりかねない声援をいただいたりしてます。
まあ、作業がほとんど進まなかったので、載せる画像もなかったし・・・。
おまけにいつも使ってるノートパソコンが故障で1ヶ月間修理に行ってしまい、半分勢いでデスクトップPC購入・ADSL接続に変更と私的には結構ハードな日々です。
暇ができたら過去ページを見れるようにするつもりです。
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