2002年8月7日
750Turboのレストア日記

バルブステムの径を測ってます。
排気側はもともとの仕上がりが細い感じです。
吸気側は基準値に十分入ってました。

バルブにはカーボンの堆積も無く、綺麗な感じでした。
予算の事を考えると、ヘッド周りはこのまま再組しようかと思ったりしてます。
ヘッドは後から降ろすのも比較的簡単だし・・・。

シリンダー周りをクランクケースに取り付けるスタッドボルト計12本の抜き取りに大苦戦。
南さんと二人がかりで、一人がハンマーで叩きながらもう一人が、ダブルナットをかけたスタッドを大モンキーで回しました。折れないかとヒヤヒヤでした。

クランクケースはひっくり返してバラシます。

オイルポンプやスターターギヤなんかをケース内から外してしまいます。

TERAさんがホームでレポートしていたセカンダリーシャフトも難なく外し、めでたくケース御開帳となりました。
ここまでは快調快調♪

オイルパンの底には粒状の堆積物が多量にたまってました。
質はカーボンのようで、金属ではないようです。
しかし、あまりにも多量すぎるような気がします。何でこんな所にカーボン粒が溜まるんだろう?

これはショック!
ドライブシャフトのドライブスプロケ側のベアリングのクランクケース軸受け部が偏磨耗してました。
ベアリングの外輪が回ってたのね。
真ん中に溝があるように見えるのは磨耗したためで、本来は溝なんかありません。

こちらがその回っていたベアリング。
外周にキズが入ってます。
ミション軸のもう片方のベアリングも、これほどではありませんが、外輪が回った痕がありました。
磨耗したケースは、もう交換するしか修復しようが無いように思いますが、パーツはもう無いでしょうし・・・。
う〜ん。参りました。

南さんにお世話になってます。
Auto Factory 373
四日市市西阿倉川1660番地3
TEL・FAX 059−334−7887

さすが4気筒。クランクシャフトはけっこうな重さ。
こんな重いものが1秒間に160回転も回るなんて信じられない感じです。
このホームページはレストア状況の速報的構成になっているため不定期更新です。アシカラズ
もともとこのバイクに乗らなくなったのはミッションシフトフィーリングの悪化がきっかけ。
それだけに今回のオーバーホールでは、ミッション系はきっちり直しておきたかったのですが・・・。
シフト関係に特にひどい磨耗も見当たらないので、やはり原因はシャフト軸のズレか?
クランクケースなんてもう部品で出ないだろうし、あってもかなり高価でしょう。
南さん曰く「ドカティのケースは17万したよ。」だって。う〜んこれは予想外でした。
※最近ホームページ製作ソフトを色々ためしてます。「ここがおかしい。」「あそこが変。」と、いろんな方から指南されてます。
ソフトに慣れるまで我慢して見てね。またこれからもおかしな所あったら教えてください。
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