2022年11月19日
750Turboのレストア日記
どっこい生きてる750turbo
コロナで全てが変調してしまい、私の生き甲斐であったAF373さんの年1回1泊(呑み)ツーリングは凍結状態に。
まさか若くして(嘘)生き甲斐を失ったヌケガラ状態を体験しようとは想像だにしていませんでした。
まぁ正直なハナシは、丁度750turboも不調に陥ったタイミングで、いろいろな事で手一杯になってしまったのもあるんですけどね。
とは言え、いよいよコロナ騒動も明けそうな予感。
373夫人にも「そろそろ車検は?」とチクチク責められ始めたので、そろそろ復帰の準備をせねば。
インチキのタービンは用意出来てますが、ホントにタービン故障が不調の原因なのか?
走り出して加熱すると不調になると言うのは以前別車種でも経験しており、その時は電装系のコイルが原因でした。
「もしかしたら今回も」と言う事で、電装系のチェックを進めています。
今回久しぶりにエンジン始動した際も、アイドリング中なのに回転計が3000回転までフラフラ上昇したりする現象を確認しました。
以前ツーリング中の四国でも、一瞬似た現象がありました。
電装系は20年前のオーバーホールでも交換せず、新車当時のままの部品が各所にあります。
そんな部分の電線は、触れるだけでパキパキと破壊しそうに硬化してたりします。
そのあたりを今しばらくチェック・取り替えしていくつもりです。
さてさて、車検はいつ通せるのでしょうかねぇ・・・。(;^ω^)
未来へ
過去へ
バッテリーは外してあって充電してから搭載したが、セルモーターの回転がイマイチ遅く始動しない。
バッテリーはもうダメかな・・・。再充電して2日がかりでエンジンは始動しました。
オイル回すのには、丁度良かったかな。^^;
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750turboは車検切れで、運行停止処分中。
庫内保管ではあるがガソリンの状態が気がかりで、タンク内の10リットル程の入れ替えはしていました。
ただハイオクガソリンのお陰か、変質はほとんどないようです。
バイクに両面テープで貼りつけられ、私の旅をサポートしてくれていたボロ腕時計が6分進んでいました。
失われた2年の長さを感じますね。
当然ですが、タイヤの空気圧も減っちゃってますねぇ。
兎に角バッテリーを取り替えなくてはと言う事で、373さんに最近噂のジェルバッテリーを用意してもらいました。
耐久性が良いとの噂。
庫内とは言え2年も停止していればホコリで真っ白。
とにかく拭き掃除からですねコリャ。
テスト始動はしてないけど、とりあえず点火コイル取り替えは完了。
と言うわけでバッテリー重量対決!
液式が4.6Kgぐらいでジェル式は4.8〜4.9Kgぐらいかな。
期待とは裏腹の、300g程の重量増加ですね・・・。コレは私のダイエットで相殺するしか・・・。
(>_<)
GPz系でバッテリーとくればあの液面警報センサーがあります。
ジェル式にはセンサは取付できませんので、警報キャンセル回路を作る必要があります。
でも心配ご無用。便利な世になったもので、Webを検索すれば先人の方のレポートを簡単に観る事が出来ます。
要は6V程をセンサー端子に加えれば良いので、私は220Ω抵抗と5V(たぶん)ツェナーダイオードと逆流防止にもう一つダイオードを入れる回路を参考にしました。
材料は全て転がってた中古品。抵抗デカッ!
マズは仮組して両端に13.5V程かけて真ん中で6〜7V出る事を確認。
車体への仕込みは、シート下のフレーム裏にタイバンドで固定しました。
ココなら雨水も掛からないかなと。
本チャンでは半田接続だけではクラック断線するかもしれないので、細い銅線で巻き付け固定した上から半田接続。
センサーの電源に、イグニッション電源が必用な訳だが、ありがたい事にGPzにはアクセサリー電源コネクターが標準装備されています。
白い空きコネクターが刺さっていますが、平端子を付ければ簡単にキーON電源が取り出せます。
配線は全て右サイドカバー辺りに寄せてきて、そこでギボシ端子接続しました。
今後オモチャを搭載したい場合も、ココまで配線伸ばせばイグニッション電源を使える訳です。
バッテリー警告は問題なく消えています。
一応実際にセンサー電圧も計っておきました。
静置で6.45Vですからエンジン始動中はもう少し上かな。
あらためて細部見てみると、左フロントフォークのオイル漏れがやや多いかな・・・散々走り回りましたからねぇ。
ココもそろそろオーバーホールの時期だな。
4気筒分完成。
約30年前と同じNGKプラグコードだが、NGK文字の白いレタリングが省略されていた。
日本メーカー製品のコストダウンの軌跡。
延々と続くコロナフィーバーのおかげで、AF373さんのツーリングは完全凍結。
ひとりでツーリングに出掛けりゃ良いのだが(いつもそうだろが!)、750turboは調子を崩しており遠出は無理。
よってホームページの更新も、取り立てて書くことも無く冬眠状態に。
そろそろ死亡説が出そうな予感を感じ、とりあえず近況報告を。
リード線も半田接続。
「赤・電源+」「黒・電源-」「黄・センサー出力」てな具合。
リード線は取りまわせるように長めに。
全体も大きな熱収縮チューブで覆って仕上げました
接続部・素子類は熱収縮チューブを被せて絶縁処理。
しかし、ジェルバッテリーの収まりが何か変?
高さが高い?のかタンクブラケットが妙に浮いた状態に・・。
以前からそのような雰囲気はあったが、液式バッテリーの時と比べあきらかに浮いてます。
液式のスペックでは高さ168ミリとの事。
端子のボルト頭が飛び出てはいるが、ジェル式は165ミリほど。寸法的には大差ないようだが、よくよく考察するとバッテリーがしっかりトレイの底まで着座してない感じが・・・。
エンジンが加熱してくると特定回転域でエンジンが不調。アイドリングでもグズッたり。
加熱と言うキーワードの不調には、電気系統が絡んでいる可能性も。
そんな訳で、この際電装系のチェックに着手。
プラグコードと点火コイルを新品に取り替える。
電装系で熱影響と言えばコイル類。
今のホンダ純正コイルもオクで外人さんから買った中古品なので故障原因の可能性も。
今回も安価なホンダ製。決してうしろは振り返らない主義。
ホンダのコイルはプラグコードを押し込むタイプなので、少々プラグコードが短くなってしまってました。
今回は45ミリほど長くカットします。
20年前の大規模オーバーホールでも替えなかった部品で気になっていたヤツ。
スターターモーターリード線。つまり+極側の電線です。
純正品もまだ出るけど、PMC社製のリビルトパーツを価格で選択。
純正品と比べて線径が太いです。
電線は太い分には害はないと言うのが定説です。
ただ、太いと言っても絶縁層が厚いだけで、銅線太さは同じかも。
古いものはカチカチです。銅はゆっくり加熱冷却を繰り返すうちに硬化します。
モーター側の端子キャップは純正の物をそのまま使いました。
PMC付属品はビニール製っぽく、純正品はゴム製のようなので、耐熱性を考えての措置。
純正でも部品番号がモーター側・リレー側で異なっています。
カバーを開けたついでに、以前シール交換したオイルポンプ回りを目視チェック。
滲みも無く漏れてませんね。ヨシヨシ^^
リード線はZ1やZ2に使えるよう作られているため、10センチ以上長くなってます。
カットして端子加工しました。リレー側は端面半田処理もしてバッチリ!(自己満)
エアフィルターも駄目ッぽいので交換します。失念していましたが買い置きがありました。
スポンジは経年劣化があるので買い溜め出来ないのが悩ましいところ。
今回のフィルターは、最初からオイルが塗布してある感じです。
マズはエンジンを久しぶりに回してやろうと言う事で、恒例のエンジン手回しによるオイル循環儀式。
バッテリートレイを外して観察してみると、底の角が斜めに傾斜した形状となっている。
これがバッテリーの座りが悪い原因のようだ。
ジェルバッテリーの底部の奥行きが微妙に大きいのだろう。
バッテリーに被せるカバーを省けば収まりは劇的に改善するが、端子が金属製ブラケットに接触しており超危険。
さてさてどうしたものか・・・端子を側面方式に改造してボルト頭分高さを稼ぎ出すぐらいしか手はないかなぁ・・・。
この部分は昔から違和感を感じる部分です。
(・へ・)
昔から感じているのですが、フィルターケースの蓋のパッキンって役目を果たしているのだろうか?
隙間だらけっぽいし、付けないほうが密着するような気も・・・。