2018年9月24日
750Turboのレストア日記
道北の閉塞感の無さは異常レベル
最後まで読んでいただきありがとうございます。と言うか、お疲れ様でした。かな?
最初の旅程案では、道北からオホーツク沿いを下り、網走・屈斜路湖方面で宿泊し、翌日釧路回りで高速使い小樽へと言う予定を組みました。
しかし、最終日の小樽フェリー乗船時間にギリギリな予定のため、冒険は止めて安全策に変更しました。
結果、時間に追われることなく、道北をじっくり走れて良かったです。
こんな良い道、スッ飛ばして走ってしまうのは勿体無いと思います。
まぁ、それにしても道北の閉塞感の無さは、本州人からすれば異常レベルですね。
「自分の思い通りに走れる」と言うにも程があるだろうと、呆れる道ばかりです。
同じ人間でも育つ場所が北海道と本州では、全く違う人格になる筈でしょう。
宿の人たちは「朝晩は寒い」と盛んに言うのですが、私自身は「覚悟していた割には、寒くなくて拍子抜け」でした。
P-DASH GARDENのオーナーさんも、ロビーのストーブに薪をポイポイ焚べていましたが、私は「それほどかなぁ・・・」とか。
P-DASH GARDENではお酒を提供していないのに、コッソリトップバリューの芋焼酎を恵んでもらいました。
オーナーさんは、「予約客を21時まで待たなくてはいけない」ので呑めず、それまで延々話し相手させておきながら、21時に一杯相手したら私が出来上がってしまい、早々に部屋へ引っ込んでしまっつたのは失礼だったかな・・・と反省しています。
「今は山登りのお客メインで、もう今シーズンはバイカーは来ないと思ってたよ」との話でした。
地震以来、外人旅行者はゼロだとも仰っていました。
最終日に649Km走り、全走行距離2456Km・給油回数13回・焚いたガソリン107L。
帰路の長野道が空いていて、チョット飛ばした割には燃費良いかな。
権力機関による捕縛などのトラブルもなく、素晴らしい北海道北部行でした。
午前9時。出発の準備をしていると地元の朝風呂客の男性から声をかけられた(画像の御仁)。
「三重からですか?古いバイクですね。私も古いバイクを持っていまして・・・」ひとしきり会話をして、「今日はどちらへ?」「海沿いのR232へ戻って、羽幌か苫前あたりから幌加内へ行って蕎麦でも食べようかと・・。」と返答。
すると、「幌加内にバイクで行くなら、遠別町に戻って清川と言う方を目指して走ったほうが道が良いですよ。海沿いはツマラナイでしょう。」とのアドバイスであった。
私も、往路とマッタク同じ道を走る事に飽きてきた。遠回りになりそうだが、この御仁を天からのメッセンジャーと信じ、急遽ルート変更して出発!
北971からR232へ戻る途中に北上する広域農道発見!R232のバイパスと信じ右折して北進する。
交通量なく路面が良い快走路であった。
さてさて、北海道3日目の朝は、天塩郡遠別町旭にて。
午前7時。夜間の降雨はなかったようだが、空は曇り空だ。
雨の江丹別峠を越え、北72から北848へ左折し、北251に合流する地点の交差点を左折。
北251をちょっと進んで右折すると、道央道旭川北IC方面へ一直線に下る道に出ました。
旭川市東部目指して一直線。天気が悪いのが残念
(´・ω・`)
広域農道から北688へ入る手前。ココからも利尻山が見えました。天気が悪くて映えず残念。
北海道の道は、見通しが効く快走路がひたすら続く。
宿泊費は、酒代入れて8,050円也。
環境・食事・2色の温泉などの内容に対して、かなりお得な価格だと思います。
朝食も凄く良かったです。
熊は怖いけど。
旭温泉さんお世話になりました。
宿に遠別町の手書き観光マップが張られていました。
オロロンマップと言うらしく、遠別町以外の沿岸都市のマップもあり、つなげる事が出来るようだ。
案内キャラクターはエゾモモンガの「モモちん」らしい。
北688〜北256〜北119と東進し、R40へ。
山の中を大きく右に左にと曲げながら、峠をゆっくり越えるような快走路。
地元のフツーの人でも80〜90ぐらいで飛ばすので、他の車を追い越す事もなく誰かに抜かれる事もない。
「道の駅音威子府」で、素敵なイベント発見!
幌加内町の蕎麦が少し霞んだが、時間の遅れや天候変化が気になるため断念。
R275を「道の駅 森と湖の里ほろかない」まで南下すると、いよいよ雨は本降りへ。
周辺には「雨煙別」と言う地名まで・・・。
お蕎麦屋さんまでは、もうスグだ。
12時30分過ぎに、幌加内交流プラザ内にある「幌加内そば雪月花」さんに到着。
幌加内町で給油して、旭川市を目指す。
ナビの言いなりに北72江丹別峠越え。
今回の道北行で、この峠道が唯一本州的に狭くて曲がった道だった。
北海道はアベレージスピードが高いので、雨中走行は気を使います。
雪月花さんでは、もり蕎麦を食べました。幌加内町は、蕎麦の栽培日本一とか。
とても美味しいお蕎麦だし、店員さんの愛想がとても良く「これからどこへ?雨ですから気をつけて」と、暖かい言葉をいただきました。
旭川市内に突入すると、雨が再び活発化。
道路の状況が極めて悪くなり始めた。
とにかく今夜の宿の近くに、避難先を見つけて目指す事にする。
館長さん(?)に事情を話したら、雨のかからないエントランスにバイクを停めさせてもらえました。
この日は土曜日の感謝デー(?)らしく、日帰り入浴と食事がセットで1,000円だった。
普段は食べない天丼だが、夜中の空腹対策に油で胃もたれさせる計画。
ココは「トロン温泉」と言う、何やらオカルトチックな温泉が売りです。
湯上り後、30分以上座敷でTV観ながら寝てました。
雨中のバイク走行に比べれば極楽です。キトウシ高原ホテルさん、ありがとうございました。
午後5時過ぎ、今夜の宿東川町の「P-DASH GARDEN」さんに到着。
なにやらサザンの曲名みたいなバックパッカー宿です。
風呂や食事は一切ないので、全て持ち込まなくてはいけません。
近隣にコンビニもないので、5キロほど離れたコンビニで朝食用の握り飯は買って入りました。
宿泊費は3,500円。到着時オーナーさんは、庭で薪割り中でした。
この日の走行距離は253Km。北海道としては低調な距離ですが、天候的には少なく計画して正解でしたね。
宿は一般住宅を改装したような造りです。何が驚きかと言えば、その清潔感、キレイさだ。
フツーの設備付き旅館よりも遥かにキレイなお部屋でした。棚の上などに、それこそホコリひとつありません。
オーナーさんの努力が伺えます。
青森の「いろは旅館」さんもそうですが、こういう安宿は「泊まれればよいだけで不潔」という先入観をもってしまいがちですが、実際はそんな事はないようです。
そして北海道最終日の朝を迎る。
天候は回復した(ように感じた)。
そこそこ雨中走行したので、373さんに貰ったチェーンオイルの携帯缶を使用。
午前10時にP-DASH GARDENさんを出発。
清潔快適なお部屋をありがとうございました。
10時まで出発を遅らせたのはコレ。
「旭川ラーメン蜂屋」さんへ来るためです。
10時30分開店との情報でしたが、20分に到着したらすでに開いてました。
本店は10時丁度に開店らしいです。
当然ですが、客は数人しか居らず、即食べれました。
「好みが分かれる」との味情報でしたが、納得個性的な味です。
スープが妙に後引くクセになる味と思いました。
合う合わないはともかく、旭川に来たら是非!
ラーメンを食べ終わり、お店を出たらなんと雨。旭川市内からR12で南下し、滝川でR275へ。
「道の駅 つるぬま」に正午ごろ到着。ココでやっと降雨終了となった。
R275をさらに南下して、石狩当別で北81へ折れる。
すぐ北112へ折れて石狩太美へ寄る。
この辺のコース取りはナビの言いなりです。(^_^;)
知人の奥さんから、「ロイズのかりんとうチョコが欲しい」とのリクエスト。
「タイミングが合えばね」と返答していたが、時間がありそうなので寄ることに。
当初は、ロイズチョコは道内の道の駅のどこにでもあると思っていたので安請け合いしましたが、ロイズは基本専売制らしく、この「ロイズふとみ工場」しか、今回の日程で購入出来る場所はないようでした。
しかし立派な・・・チョコって・・・儲かるんですね・・。
(・o・;)
ロイズさんからはR337〜R5と進み、小樽フェリーターミナルへ午後3時10分ほどに着いた。
乗船4時の出航5時なので、余った時間で小樽運河でも回ってみようかとも思ったが小樽周辺は結構渋滞気味で、時間に遅れては大変なので早々に港へ着いたのだ。
しかし、通常の乗船ラインとは違う場所で、すでに十数台のバイクが集められており、近づくと船会社の人に「乗船するの?じゃあ後ろに並んで」と言われ、なんとそのまま乗船となってしまった。
あまりに素早く乗せられたので「乗る船を間違えたのではないか?」と、心配になった。(@_@;)
帰りの船内でも、楽しみは食事ぐらいしかない。16時間の忍耐苦行だ。
船は往路「らべんだあ」の双子船「あざれあ」であった。全く同じ時期に作られた船です。
帰路のほうが揺れなかったが、階数が5階から4階になったためか、往路では感じなかったエンジン音がやや気になった。
連休中のため満室なようで、行きは20〜30台ほどだったバイクも、帰路は70〜80台居ました。
客室も家族連れや体育会風団体などで混雑。
集中混雑による延発防止のため、小樽乗船を先に集まった車両から入れていたようです。
正規の時間にも、もう一度バイク・四輪と入れていました。因みにバイクは先入れ後出しです。
翌24日朝9時に、予定通り新潟着港。
実はサロベツでパンを頂いたカッコヨイハーレー氏と、帰路は同船となり再会できた。
高速で私を抜かす際に挨拶して行ったので、しばらく付いて走っていたら、間違って関越道へ入ってしまった。(ノ∀`)
まぁ、良い思い出です。
大いなる道北を満喫した6日間の旅でした。\(^o^)/
北海道最終日の走行距離は177Km。
オープンデッキで北海道と別れの盃を。
小樽を出航と同時に、太陽は小樽の向こうへ沈んでみせた。
R40に入って、若干交通量が出てくるが、まぁ状況に大差はない。
山間快走路を延々走るが、天候が悪く景色が映えないのが残念だ。
10時30分頃、昨日の出発地、音威子府村の道の駅に到着。遂に道北ループ走行を完遂した。
R40で美深まで南進してR275へ右折。
美深峠を超えて幌加内町を目指す。
町境の美深峠到着。ココから幌加内町。
-41.2℃っすか!
美深峠も大きなカーブと長い直線を使い、延々登る感じの峠道でした。
R275は朱鞠内湖の脇を通っているが、眺めるポイントは、ほとんどない感じだった。
展望台が一箇所あったが、天候がコレではイマイチだな。
正午過ぎ、遂に雨が降ってきた。苦行の時間の始まりである。
添牛内のR239と別れたあたりの路上で合羽装着。
ドライブカメラが、冴えない顔で合羽を着る私を捉えていました。5分程の停車で、対向車が1台、追い越し車は0台。
旭川市隣の東川町「キトウシ高原ホテル」さんへ逃げ込んだ。
今夜の宿は、チェックインが午後5時以降。
風呂・食事ナシなので、ココで風呂と食事を早々に済ませてしまう算段だ。