2017年4月7日
750Turboのレストア日記
「当時物」って、ホントにエエのか?
いよいよ今年もシーズンスタート。
とは言え、マズは弓削島でズッコケた手あてをせねばならない。
カウルの樹脂補修充填剤「プラリペア」は、想像以上に使いやすいです。
速乾硬化性なので、作業前の段取り準備は必須ですけどね。
今まではホットメルトなんかを使ってましたが、プラスチックに完全同化するし、切削整形加工も容易に出来る点がスバラシイと感じました。

「適当にウラから硬めりゃぁ、オモテはパテ塗って塗装でOK」なんて軽く考えていましたが、そんな甘い考えは塗装のプロには通用しなかったようです。
結局クラックは全て埋める羽目になりました。
パッと見では判らない塗装のヒビが大量に発生したようで、塗装屋さんはあれこれ診てました。
塗装屋さんなりの段取りもあるようなので、今回は粗仕上げで止めてパテ埋め・サフ塗りはお任せしました。
「塗り分けはできそうだから、全塗の必要はないよ」との事で一安心。
「連休迄には仕上げときます。」
死んだ爺さんの言霊「職人を急がせるべからず」に鑑み「はい、お願いします」と、即答返事しときました。
(;´д`)トホホ
未来へ
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軽く押さえてから一晩放置して完成。
ちなみにこの部品は、新品の時もコレに匹敵するくらい文字が輝いています。
塗装処理だと思うのですが、数年で輝きは曇ってしまうようです。
さてさて、弓削島転倒の後始末に着手するとしよう。
前哨戦として、スロットルセンサーカバーの補修で肩慣らし。
20年前に交換して放置してあった部品。
当時はまだ新品部品が出たので、平気でポイポイ交換してました。
部品箱の底で発見したので実験台に。
今回、樹脂パーツのクラック補修には、この「プラリペア」を使うことに。
ベースの色と同色の黒色を購入。
マズはクラック部に三角ヤスリでV字溝を彫る。
表面側と裏面側に樹脂が流れ出ないようにセロテープで壁を作り、彫った溝に樹脂を流し込む。
「プラリペア」の施工法はやや独特。
方法は割愛させていただくが、イメージしたよりは簡単であった。
このパーツは、取り付けネジ周囲にクラックが入りやすい。
交換した理由はそのクラックと、塗装?処理された「D.F.I」文字の輝きが鈍ってしまった事が理由である。
文字は自分でシルバー塗装を試みたが、結果はご覧の通りである。
取り付けのネジ穴が合わず、ヤスリで長穴加工したりして必死に取り付けた、思い出あるパーツでした。
あれから20年以上経ったのかぁ・・・。
カウルナットが割れています。
かなり大きな力がかかった様子。
金属溶接と同じで、裏側のみの接着では表面のクラックが口を開いてしまう。
表面の、スクリーンに隠れる部分だけ溝彫り樹脂充填して、硬化後ヤスリで整形補修した。
これでかなり強度が出たので、「残りの表面クラックはパテで誤魔化せば・・・」。
ヾ(゚д゚ )イケル!
アドバイス通り、「クラックはどこまでも続くよ」状態。
とにかくリューターで彫りまくりました。
本当にコレでイイのか!?
そして「プラリペア」を充填して一晩放置。
(*´Д`)=3ハァ・・・
お客さんの塗装屋さんへ持ち込み診てもらうと、「塗装が染み込んだり、塗装割れの原因になるから、クラックはみんな埋めてきて」との事。
「目立たないけど、クラックはかなり走ってるから最後まで追ってね」と言われました。
帰宅後早速、塗装面を研いでクラックをハッキリさせる。
まぁ今回は、「スロットルカバーが綺麗になったよぉ〜」と、言う事で。
(´・ω・`)
そして翌日、持てる力を総動員しての整形研磨作業。
サンドペーパー320番磨きを最後に、以降の作業を塗装屋さんへ依頼した。
余分な膨らみを、ヤスリで軽く削って完成。
下側で目立たないのと、強度上の有利性から、若干出っ張った状態でフィニッシュ。
黒色なんで目立たず、塗装も不要な感じでアリガタイ。
インナーカウルは幸い無傷であった
表面から養生テープで固定して、取りあえず表裏貫通したクラックの裏側から溝を彫る。
基本、隠れて見えない部分なので、加工に際しては幾分気が楽です。
「プラリペア」を流し込んで補修。
溶剤の臭気は、かなり強烈です。
速乾性なので、硬化に10分とかかりません。
クラックが予想以上に上手く補修できたのに気を良くして、部品自体の再生にチャレンジ!
「D.F.I」の文字を光らせてしまおう。
ガラス面に600番のサンドペーパーを敷き、文字面を平面研磨して古い塗装を除去しておく。
文字はシール貼り付けにて再生する。
一発で文字にピタリと貼り付けるのは至難の技だ。
霧吹きに一滴の「家庭洗剤・ジョイ」を垂らした水を用意。
シール接着面に吹きつけ、ベタベタにした状態で位置決め。
ジョイのおかげで接着力が弱まり、貼り付け猶予ができるのはありがたい。
それでは本題の修復作業へ。
スクリーン左側のヒットで、見事な割れっぷり。
「覆水盆に返らず」ならぬ「割れスクリーン元に戻らず」である。
去年からずっと放置した状態だったので、破損箇所をじっくり考察したのは今日が始めて。
じっくり診ると、「コリャ結構イッてまんなぁ〜」
(;へ:)
クラックもそうだが、塗装にヒビ?も多数発生!