南さんもうちょっと我慢してね。
Auto Factory 373
四日市市西阿倉川1660番地3
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「いよいよ来ましたね〜。」て感じでしょうか。
リレーの取り付けなんかを残してますが、もうタンクを載せてガソリン注入、バッテリーをつなげばエンジン始動できそうな状態まできました。
しかし、ちゃんと始動できるのかな?
今までの事の流れを見ていると「そろそろ、また大ドンデン喰らうころかな」なんて心配が・・・。
サージタンクもすでに組みあがってましたから、つづいてそのまま取り付け無事完了。
タンクの背面にはブローオフバルブ用の穴が開いてます。
ブローオフバルブ動作用の負圧配管はスロットルボデーの2・3番から取り出して、三叉管にて合流させてブローオフバルブへもってきてます。
この位置ならブローオフが動作しても、タービン・サージタンク間のインテークパイプ内の気流が一定しますから、より安定した動作効果が得られます。
ちなみにブローオフバルブとはシフトアップ時にスロットルを戻すことによるターボ回転数の下降率を、加圧空気を大気開放することで減じるためのものです。
もともとは、ポルシェが四輪レースで大排気量車の他チーム車に小排気量ターボエンジンで対抗するため、コーナリング後の立ち上がり加速向上を研究する過程で開発した装置だって知ってました?
シフトアップしてクラッチをつなぐ瞬間のスムーズさは、「激変」と言っていいくらいの効果があります。
本来サージタンクの背面には加給圧センサーと燃料ポンプ用リレーが付きます。
以前は市販ステーを曲げてフレームに渡し、ブローオフバルブの後ろへ取り付けてましたが今回はどうしましょうかね・・・。
とにかくスペースに余裕が無いのは確かです。
ブローオフバルブはHKS製。
構造はごくごく単純なものです。
アルミのムクでしたが、防錆のために今回粉体塗装処理しました。
新しいイリジウムプラグの番号はBR9EIX。抵抗入りですが、イリジウムには抵抗無しは無いそうな。
新品のプラグは、取り付ける前にネジ部にブラシにて薄くモリブデングリスを塗ってつけます。
ネジ部の密着率が上がればプラグの放熱が良くなり、正しい燃焼状態をプラグの焼け具合から判断できます。
プラグを取り付ける時、4気筒すべて側方電極の背が吸気バルブの方向を向かないようにセットすると燃焼が安定するなんて話があります。
効果を実感したことはありませんが、聞いてしまうと何か気になってしまい、4本あっちこっち入れ替えてみて側方電極が吸気側を向かないようにセットしました。
プラグコードは車体と同系色の赤い色の物がほしかったので、プラグと同じくNGK製の物を使いました。
プラグコードの性能なんてものには興味はありませんが、「質を気にするなら日本メーカーの方がいいよ。」とアドバイスをいただきましたのでコレにしました。
スロットルワイヤー・クラッチワイヤー共新品に交換しました。
クラッチワイヤーは、新品でも注油したほうが軽く引けるようになります。
必要以上に重くても良いことは何もありませんからね。
クラッチレバーの支点ピンの部分も分解して清掃・グリスアップします。
コレも操作力軽減に意外と効果大です。
そろそろエンジン始動の準備。
排気管は作り直すつもりですが、とにかくのエンジン始動確認はノーマル管を仮付けしてするつもりです。
チェーンケースは純正品パーツが供給終了品。
私が「せっかくメッキチェーンにしたんだからチェーンの露出度の大きい、小さくてシンプル・シャープなイメージのものは無いでしょうかね〜。」なんて南さんに話したら「TZR250のものがよさそうだよ。」との返事。
「じゃあ中古品探しといて。」(自分で探す気ゼロ)とお願いしました。
すぐに、そのまま使えそうな程度のいいヤツを捜してきてくれました。
アルミの長尺材を切ってステーを自作して、高さを上げたりしてどうにか付けました。
何せ250CCサイズですから、カッコ良く言えば「ビキニスタイル」。悪く言えば「チンチクリン」て、ところでしょうか。