ここで組み立ててます。
Auto Factory 373
四日市市西阿倉川1660番地3
TEL・FAX 059−334−7887
いよいよエンジン組み立て作業はシリンダーヘッドへ。
まずは、バルブの掃除から。
吸気側のバルブには、オイルで湿ったカーボンが付着し、排気側は焼け錆びた感じです。
ボール盤にバルブを噛まして回転させながらサンドペーパーを当ててきれいに磨きます。
この時、バルブステムのガイドとストロークする部分には絶対サンドペーパーやボール盤のチャックでキズをつけないよう気をつけなくてはいけません。
そのためテープを巻いて境界部を保護してます。
「ガリガリ。ガリガリ。」ひたすらサンドペーパーを当て続けます。
機械まかせなので作業自体は楽ですが、1本15〜20分かかります。
燃焼室側も磨きます。
♯80→180→260→320→400とサンドペーパーの目を細かくしながら磨きました。
今回はバルブシートとの当たりも取り直すつもりですので、ラップ面にも軽くペーパーを当てました。
燃焼室側の出来上がり。
完全鏡面とはいきませんが、まあこんなもんで十分でしょう。
もちろん根気よくやれば鏡面化は可能です。
全8本磨き終わりました。
続いてバルブシートとの当たりをとります。
バルブシートとの当たり面に薄くバルブコンパウンドを塗ります。
「カンカンカンカン。」ひたすらバルブをシートに打ち当てながら回転させて当たりをとります。
ちょとウルサイです。
バルブコンパウンドも粗目→細目と種類を変えて、当たりを仕上げていきます。
さて、当たりをとり終わったのでステムガイドとのガタをバルブを揺すってチェック。
う〜ん、大きい。ちょっとガタが大きすぎるような気が・・・。