2002年11月26日
750Turboのレストア日記
長い間逆さまだったエンジンもやっと正常な向きで座りました。

  ここで組み立ててます。
Auto Factory 373
四日市市西阿倉川1660番地3
TEL・FAX 059−334−7887

このホームページはレストア状況の速報的構成になっているため不定期更新です。アシカラズ
やっとエンジンがフレームに載りました。
ここまで来ると形もバイクらしくなってきたでしょ?
ここから始まるエンジン腰上の組み立ては、エンジンパワーを決める部分なのでより精密さが必要な部分です。
ただ、うまく組み立てれば新車以上のパワーを出すことも可能にする部分ですから「やりがい」はありますな。

セカンダリーシャフトの両側はベアリングで支持されてますが、その片方のベアリングの押さえ板は、ベアリング外輪が回った事によって磨耗してました。
少しでもガタをなくす為にプレートを新品に交換して組みました。
画像左の右側がその磨耗の出たプレートで左が新品パーツです。
画像中央がそのプレートを組み付けたセカンダリシャフトの片端側。取り付けのプラスビスは締め付けた後ポンチで周り止め処理がされてありましたので、再組み付け後も同様にポンチ打刻処理しました。
シャフトのもう片側は画像右の様にタービン用のオイルポンプが付きます。
これは取り付けのOリングパッキンを交換したのみで、分解はせず再組み付けしました。
アッシーパーツになっているので下手に分解して再組できなくなるのが怖かったんです。

シフトフィーリング向上を狙ってシフトカム回りのパーツを、同系統のエンジン搭載車のZR-7用パーツを購入してみました。
しかし、画像でも判るようにシフトカムの形状自体は全く同じで、側面の凸の位置が違うだけ。
押さえのスプリングの自由長が、ZR-7のほうが5ミリほど短いだけの違いに見えます。
凸は何の役目も果たしてないのでそのまま組み付ければスプリング反力の小さい、軽いシフトフィーリングになるはず?
てなわけで、不安を抱きつつも画像右のように組み付けました。どうなることやら・・・。

オイルパンのパッキン類も手に入りましたので早速組みました。
タービン用のサブオイルパンが付いている点が、この部分でのターボなしのエンジンとの大きな違いでしょうか。
これにてエンジンの下まわりからの組み付け終了。

エンジンにいろんなものが付かない軽いうちに、フレームへすかさず搭載!
フレームに傷が付かないようにウエスを巻いて南さんと2人がかりで載せました。
まだ、軽い状態なので降ろす時よりも楽なぐらいでした。

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