2018年9月19日
750Turboのレストア日記
北へ PartV
いよいよ満を持して北海道へと歩を進める時が来た。
若い時の同輩には、新婚旅行で1台のバイクで二人乗りをして、全一般道自走で北海道を往復した猛者が居たが・・・。
私しゃもう歳なので、そんな無茶はできない(ホントはその気がない訳でもなかったりするのだが)。
北海道へのフェリーは太平洋側が名古屋から出ているが、料金が高く、時間も長時間かかる。耐えられない。
日本海側も舞鶴や敦賀からの便は、出航や着港の時間の具合が良くない。
唯一、新潟〜小樽航路が良好な時間帯で運航してくれており、乗船時間が短く料金も安いので利用を決めました。

小樽到着は早朝4時30分で朝食はとれないため、新潟のコンビニで握り飯とお茶を購入して乗船。
373さんは「ビールも持ち込め」とアドバイスをしてくれましたが、冷却の問題が面倒なので断念。
船内の自販機でフツーに買えたので結果問題なかったが、早朝に下船なので酒は程々に控えました。
さて、いよいよ念願の北海道上陸です。
未来へ
過去へ
午前7時15分。再び給油のため、上信越道 松代PAで停車。
もうこのあたりの行動は、ルーティーン化した感があります。
雲は多いが暖かく、雨の心配はなさそうです。
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部屋の備え付け机の上は、手荷物で溢れんばかり。
オッと、大きめの引き出しがあるジャン。
やっぱり収納場所がなけりゃな。(^^)
9月19日午前2時45分。ネットの道路情報を覗くと、伊勢湾岸自動車道で深夜間工事の渋滞表示が出ていたため、予定よりやや早めに出発。
深夜ではあるが、やはり雨ではないのはアリガタイ。
例によって、伊勢湾岸道 みえ川越ICから高速道進入。
でも東海環状自動車道に入ると、もう真っ暗け。
明るいのはトンネル内ぐらいです。
(ドライブカメラ切り取り画像)
今回往復で使うフェリー航路は、新日本海フェリーの新潟〜小樽便である。
往復共、設定時間が良好なので決めました。
往路は「らべんだあ」に乗船です。
正午出航なので、午前11時までに並び、乗船しなくてはいけません。
10時30分過ぎには到着できました。
午前9時40分に北陸道 黒埼PAに到着。
今回はココでは給油せず、すぐ隣の新潟西ICで高速道を降り、新潟市中で給油した。
北海道のガソリン供給事情が心配だったので、燃料満タン状態で乗船したかったのだ。
部屋にはテレビが設置されている。
無音テレビで、音声はヘッドホンで聞く方式。
地上波番組を観れるが、陸から電波を拾っているため、ワンセグ〜フルセグ〜ワンセグ〜視聴不能〜他局ワンセグと刻々変化しまくります。
ヘッドホンを借りてみたものの、落ち着いて観れず、夜9時には返却してしまい、結局航跡情報チャンネルを無音で眺めていた。
船室は一応個室となっている「ツーリストS」。
当然狭く、寝るだけプラス的な居住空間。
ハッキリ言って折檻部屋ですわ。
小樽到着までの16時間。悶々とした時が流れる。
午前3時過ぎの伊勢湾岸道を快走。
湾岸道は明るいしこの日はトラックも少なく、何より雨じゃないのが嬉しい。
早朝から気分は上々だ。
(ドライブカメラ切り取り画像)
これまで北方向は東北を太平洋側・日本海側と走った。
残るはいよいよ北の本丸・北海道攻めだ。
おいそれと行けぬ北海道。この際最北極点の道北・宗谷岬をターゲットに決め計画をネル。
当初、9月9日の週を予定して旅程を構築したが、「9月前半の北海道は天候不順」との予報が・・・。
流石に北海道まで自走して、続けて道内を走り回るのは過酷すぎるのでフェリーを予約していたが、
これもキャンセルや船便変更をして一週遅らせ、9月後半へ旅程をスライドした。
その後、予想もしなかった地震が6日に発生。
もし一週遅らせていなかったら、旅行は中止した可能性が高い。
地震発生から二週間経っているし目的地は道北なので、計画を予定通り実行する事に。
北海道上陸の9月20日こそ好天だが、21日から下り坂との予報がやや気がかりだ。
今回の宿の予約はネットサイトでして、空きのない宿はメールや電話で予約。
ネットで空きがなくても空室がある宿は、意外と沢山あるようだ。
午前4時20分。給油のため中央道 恵那山SAで停車。
朝食に御馴染み「ワンコイン豚汁定食」を食そうかと思い覗いたが、まだ時間が早すぎるようで販売していなかった。
ファミマでにぎり玉1個とお茶を買い腹に入れた。
今回はゆっくりできないので30分の休憩で再びGo!
チェッ、救命胴衣かよ!(´・ω・`)
この日は新潟まで553Km走り、午前中でお勤め終了。
出航まで発泡酒を飲みながら、晴天の新潟風景を眺める。
しばらくは本州とオサラバか・・・。
定刻に出航し、湾内を出るとフェリーはみるみる加速します。
またたく間に新潟港は見えなくなりました。
「あの島は以前、陸から見た島なのかなぁ・・」なんて思いながら洋上での時間を潰します。
ココまでは、天候が良くラッキーだ。
とりあえず、乗船早々に昼飯を。
塩ラーメンを食す。写りが悪く美味そうに見えませんが、味は至ってフツーに食せる感じです。
船内では、飲み喰いぐらいしか楽しみがありません。
この船には、コインランドリーがあり助かります。
旅はこれからなので、洗濯できる時に済ませておきましょう。
この他に船内大浴場など、旅人にアリガタイ設備が揃っています。
新潟〜小樽航路の船は、去年就航した新造船だ。
そして夕食。
懲役囚の気持ちがよくわかります。
トンカツを頼んだ。酒はビール1杯だけ。
呑んダクレたい気分だが、明日は午前4時半に着港なので控えました。
日本海に沈む夕日の画を、データーレディーの373夫人への迷惑メールのネタにしようと待ち構え撮影ス。
しかし、相当な速力で疾走するフェリーの甲板は結構な寒さ。
体が芯まで冷えてしまい、日没と同時に2回めの入浴のために大浴場へ駆け込んだ。
この日は平日のためか、船内はそれほど混雑しておらず、食堂・大浴場共に窮屈な思いはしなかった。