2017年10月3日
750Turboのレストア日記
北へ PartU
再び東北へと歩み始めた私と750turbo。
東北日本海側出身の知人に、その風光明媚ぶりを聞かされているうちに自分で確かめたい欲求が・・・。
覚悟はしていたものの、天候はイマイチどころかイマサンぐらい。
ただ、一瞬の青空に照らされる日本海は、確かに絶景そのもの。
太平洋とは違う、クールな青さの日本海は素晴らしい絶景ですね。

北上するほどに気温の低下は顕著で、二日目の新潟からの服装は上下ヒートテックインナーに長袖ハイネックシャツと言う装備。
勿論外装は革ジャン、革パンツである。
最初の二日間は冷たい雨に祟られてややグロッキー気味。
東北リベンジの旅は、まだ始まったばかりだ。
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走り出したと思えばスグ停車。
駒ケ岳SAにて。
ここから北では再び降雨予想なので、合羽を装着する。
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磐舟さんの玄関には、鮭が吊るされています。
鮭とば(地元の人は「鮭とぼ」と発音するらしい)と言う珍味らしいです。
結構カピカピなのが気になるけど・・・。
雨を凌ぐため、鮭とばの下の玄関口に駐輪させていただきました。
磐舟さんありがとう!
本日の走行距離は609Km。
10月3日午前3時30分。毎度の高速深夜割引をゲットするため、闇夜の出陣である。
天候は雨。これはもう覚悟のうえ。
天気ばかりはどうにもならない。
マズは伊勢湾岸道 みえ川越ICへ向かう。
深夜割引さえゲットすれば、今日はひたすら時間潰しの雨中旅。
走り続ければ午前中に到着してしまいそうなので、珍しく恵那峡SAでワンコイン朝食「トン汁定食」を食べた。
雨中の北陸道 黒埼PAで三回目の給油をして、そのまま北陸道を走りぬけ荒川胎内ICへ。
R345へ進み今日の目的地「瀬波温泉」へ。
ところが瀬波温泉入り口手前で、突然ナビがフリーズ。
「旅の初日にナビ喪失か!」と焦りましたが、シガーソケット部の接触不良が原因だったらしく、挿し直したら回復しました。
画像はその時止まった海岸沿いの路上にて。
この時点では、雨は止んでいました。
午前11時半前に、上信越道 松代PAで二度目の給油。
ここまではどうにか降られずに来れたが、この先の妙高高原〜上越JCT〜北陸道 新潟ICまでは、冷たく激しい雨に祟られかなり疲弊した。
磐舟さんでの宿泊費は、酒代別で8,250円也。
温泉街の宿は割高なイメージだが、歩かされる距離が長いとかの多少の不便はあれ、この内容ならお得なぐらいの価格だと感じた。
また機会があれば泊まりたい宿だ。
午後4時ちょうど。時刻的には理想的に今夜の宿「瀬波温泉 ゆ処そば処 磐舟」さんに到着。
到着後、再び雨が降り出した。
冷たい雨にウンザリな一日であった。
午前5時15分頃に中央道 恵那峡SAに到着。
湾岸道から東海環状道で土岐JCTまで登り中央自動車道へ入ったが、東海環状道から極端に街路灯が減り、闇夜の雨中を走る事に超危険を感じ逃げ込んだと言うのが正直な話。
こんな状況下で走るバイク馬鹿は、私だけのようだ。
山形県を抜け、午後1時ごろに秋田県の「道の駅 にしめ」に到着。到着時は雨は降っていなかったが、10分ほど買い物をしている間に通り雨が降った。
天候は非常に不安定だ。
2015年に東北太平洋岸と内陸部を縦走した。
周囲からは賞賛の嵐?と思いきや、「なぜ日本海側は走らないの?」「そりゃ東北の山の中は人が居ないよ」「日本海こそ東北の絶景」との指摘が続々。
今まで走り回った中でも、東北方面は走り易さナンバーワン。
ここはご要望にお答えして、再び「東北探訪の旅」をしてみよう。
まぁ、どうせ渋滞無縁の快走ルートだからチョロい筈?
気温低下が早い東北地方なので、10月初旬が時期的限界だろうと予測。
10月7〜9日に三連休が鎮座しており、宿の予約に苦労が予想された。
ところが、今年のオートファクトリー373さんちの恒例「一泊呑み会ツーリング」が8〜9日に決定。
渡りに船と、コレを利用して計画構築。
連休初日の7日の宿の空きが無く困っていたが、幸運にもネットトラベルサイトで不意に空きがひとつ出たので速攻予約。
今回は全ての宿をネット予約。最近は予約を自前ではせず、「予約はネットのみです」なんて宿もあるようだ。
時勢だねぇ・・・。
午前8時。スッかり明るくなり、雨は一旦止んだ。
合羽を脱いで出発ス。
時間はタップリあるので、燃料を補給して中央道をチンタラ走り出す。
宿の食堂に張ってあったポスター。
村上の押しは鮭らしいです。
天候が悪いので男鹿半島はスルーするつもりだったが、時間割的には順調に走れて余裕が出たので、R7から男鹿半島のR101へ転進する。
殺風景な景色を想像していたが、巨大な「道の駅 てんのう」や、巨大なナマハゲ像が建つ「男鹿総合観光案内所」などがあり、交通量は非常に多かった。
磐舟さんのお部屋。
瀬波温泉街では一番お値打ちな宿?ぽいので決めました。
建物は古いようですが、お部屋は綺麗だし温泉は本物で良い湯でした。
屋上露天風呂も良かったです。
食事は標準的なもので、文句なし。
画像以外にも、天ぷらやお蕎麦が付きます。
そしてお待ちかねの至福タイム。
何を呑もうかなと・・・何々・・「利き酒三種」。
コレだな。
「壱乃越州」「大洋盛」「〆張鶴」を次々コンコンコ〜ン♪と完飲。
個人的一番は、バランスで「壱乃越州」。
「大洋盛」はスカスカ呑めるので危険。
「〆張鶴」は味を一番感じる分、呑み応えがあり重い。
何はともあれ、大変美味しゅうございました。
そして2日目の朝。
雨は止んで、昨日よりマシな天候かなぁ・・・海は結構波が高い様子です。
ネットで雨雲予想を見ると、北上するほど雨雲多しの予報です。
宿のそばで源泉井戸が沸いています。
朝食は50mぐらい離れた海岸縁に建つ「大観荘 せなみの湯」と言う立派なホテルの、広い1階バイキング会場で食せます。
座席からの景色と食事の内容が素晴らしい朝食でした。\(*^▽^*)/
ちなみに大観荘さんの温泉も利用できますよ。
磐舟さんを8時半に出発し、R345を北上する。
30分ほど海岸沿いを進むと「笹川流れ」と言う、風光明媚な海岸線が続く。
データーレディー373から「遊覧船に乗れ」との指令が来るも、かなり海が荒れていて無理っぽい感じでした。
指令は無視。
R345からR7へ入り鶴岡市波渡崎あたりだったと思うが、沖合いに灯台?潮位観測塔?のような建造物がある前で停車。
雨が降ってきたので合羽装着の準備をする。
ただ、どうも雨雲を追っているらしく、時間が経つほど天候はみるみる好転してくる。
モロ海岸沿いの道なので潮風が強烈で、だんだん喉が痛くなってきて、口の中は塩味を醸し出す有様に。
時折「潮の花」?と言うのか、フワフワとした白い泡が海から道路へ巻き上がってくる状況。
こんな道を750turboで走っていて良いのだろうか?(゚Д゚;)
ナビを信じて走っていると、R7から山県50へ曲げられて、クラゲ水族館として有名な「加茂水族館」の脇をかすめ、R112手前まで来た。
降雨こそないが、海岸沿いの道には砂が上がりジャリジャリ状態。
合羽は潮風を防ぐために着ているようなものです。海は荒れまくっていました。
R112を北上して庄内空港の滑走路下を通るトンネルを通過。
この先で、最近ではあまりお目かからなくなった地元権力機関による速度探査現場に出くわした。
特に問題なく通過して、私と750turboの速度は無事承認された。
酒田市内で山県353に直進で入りガソリン給油。
R7に入り鳥海山のふもとの遊佐町のR7とR345が絡むあたりで休憩。。
沖合いに四角い島が見える、景色の良い場所だ。
天候がだいぶ回復したので、合羽を脱いだ。
男鹿半島北側の干拓地を貫くR101を爆走し、再びR7に入り北上。
能代市に入り今夜の宿「湯らくの宿 のしろ」さんに午後4時ごろ無事到着。
建物は古いものを手直しして使っているような感じです。
市民温泉的な公共浴場となっているようで、地元の方が引っ切りなしに訪れていました。
あとこの建物、玄関がどこか始め判らず探し回りました。
北国らしく、どの出入り口にも風除室が付いていて、パッと見マゴつきます。
この宿を選んだ最大要素はコレ。
「屋根付きバイク専用駐車場アリ」
少々宿泊費が高めだが、この文言で決めたと言ってよい。
ここまで北上するとかなり寒くなってきたが、部屋のサッシは二重になっており室内は暖かい。
宿に到着後、30分と経たずに再び強めの雨。
なかなか良いタイミングで、宿へ逃げ込む事に成功したようだ。
スマホの雨雲レーダーフル活用です。
食事は不満なし。美味しくて満足。
毎度の事ですが、到着早々温泉へ飛び込み、あがりにビールを一杯。
休憩してから食事と言うパターンです。
そしてクライマックスイベントへGo!
地元のお酒「出羽鶴」を冷酒で頂きます。
続いて燗で「太平山」を。
コレを書く時点で、この二合目は記憶から消えていました。
かなり深い酔深度だった様です。
本日の走行距離281Km。