2017年8月17日
750Turboのレストア日記
富山市内にいい宿ないでしょうか?
この厳しい暑さの中、バイクで走る諸兄をたくさん見かけるが、皆さん大丈夫なのだろうか?
最高気温が30度以下にならないかぎり、私はバイクに乗る気が起きないのだが・・・。
しかし、バイクに乗れない時期でも、何か出来ることはないかと考えた結果が今回の修復でした。
まだパーツが出た頃は、立ちゴケで小さな傷が付いただけで交換して、修復せずにポイポイ古パーツを捨てていました。
今回修復したのが右パネルで、確か左パネルは交換した事があるので、その時の古パーツは無いかと探しましたが出てきませんでした。
今回のパーツに比べれば、遥かに程度が良かったのに・・・ /(≧□≦;)\

さてさて、気温も順調に下がっている?様子です。
いよいよ後半シーズンの幕開けですね ((o(^-^)o))ワクワク
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「キバ」にネジ止めする部分にクラック発見。
放置する訳には行かないので、リューターで溝彫り。
予想したよりダメージは大きい様子。
コレはなかなか手強そうだ。
私のバイクライフは夏休み中。
まぁ、グウタラな私が、仕事に邁進するには良い季節な訳ですが・・・。
事務仕事をしているフリをしてオークションを漁っていると、750turboのサイドパネルのジャンク品が眼にとまった。
キズワレありの痛々しいパーツである。
プラパーツ補修のスキルアップと言うか、練習素材として購入してみた。
上部に変形を伴った大きなキズがあった。
後からの部品の現車合わせで判ったのだが、コレは自車のホーンステーによって付いたキズのようだ。
妻面には割れあり。
クラックは完全に埋めました。
ここからはひたすら手作業。
320番耐水ペーパーで、木片のあてモノを駆使しながら面研ぎ整形します。
ウラから見れば、修正痕跡がバレバレですけどねぇ (*^▽^*)
反対妻面にも割れ。
表から大きな力で圧迫された様子。
表面の目立つ部分は気合を入れて整形。
しかし、プラリペアとパーツ本来の樹脂とは硬度が違うため、微妙な段差が出来てしまう。
境目の研ぎは、かなりの慎重さを要します。
マズは、妻端面の小さな欠けた部分にプラリペア充填。
いきなりパテに頼るのではなく、勉強と思いキッチリ細工します。
カットした部分も表をテープで止めて、プラリペアを盛る。
ひと通り欠損・割れ・クラック部分へのプラリペア充填を終えて、ヤスリで粗整形してみた。
この他にクラックは入っていないが、若干変形した部分もあったので、ドライヤーで広く加熱して変形部を修正した。
端面の欠け・割れもシッカリ充填接合。
装着すれば見えない部分なので、変形箇所はニッパでバッサリカットした。
端面のクラック箇所もキッチリ研いで面合わせ。
上部はプラリペア充填を数回繰り返しました。
まぁ、これくらいで良いでしょう。
続いてパテ埋め。
ソフト99の薄付けパテを使用し、樹脂充填した箇所や目立つキズがある部分に塗る。
乾燥が速いので一発で塗り決めるのが理想。
コネてるとゴテゴテになります。
今度は800番の耐水ペーパーで水研ぎ整形。
パテは厚塗りしても結局ほとんど研ぎ落とすので、極力薄く塗り終えたほうが後の作業がラクだ。
樹脂の段差をパテで誤魔化します。
止めネジで圧迫される箇所なので、極力パテ塗りは避けたい場所である。
細かいキズは全てパテ埋め。
プラリペアの細かい巣穴もこの段階で埋めます。
手を抜かずキッチリ研磨して面出しします。
こう云うカーブの部分の修正が凄く難しいんですよねぇ。
数回パテ埋め・研磨、またパテ埋めと繰り返しました。
ここでパーツの現車合わせ。
てか、本来もっと早く済ませておくべきです。
幸い問題なし。
ここでひとつ御質問。
皆様の750turboのカウルは、アッパーとミドルの隙間の角度にズレがありますか?
達☆氏やジジ会で拝見した岐阜の方の車両は、綺麗に整列して装着されていました。
「過去の事故の影響かなぁ・・・?」とも思いますが、結構このズレのある750turboを見かけるのも事実なので。
以前から疑問に思っています。
さて、続いてサフ塗り。何事も準備が肝心。
スプレーを寝かせず塗布出来るようにゴミのポリタンクを使い、パーツ固定台を急造ス。
「不朽の名作間違えなし」と思いきや、後々これが問題に・・・。
プラパーツへの塗装なので、市販プラサフスプレーの前に、我等の味方モノタロウさんの「万能密着プライマー・万能タロウ」を塗布する。コレはなかなか良い感じだった。
万能タロウを軽く塗ったあと30分ほど乾燥させ、ソフト99のプラサフを塗ります。
仕上げが赤色なので、今回はホワイトプラサフを選択しました。
「塗装台のお陰でコリャ楽じゃわい」と喜んだのも束の間、サフの塗り上がりが結晶塗装のようなザラザラに!
よく考えると、塗装台に使った廃棄ポリタンクとプラ製パーツの組み合わせが静電気を過剰に発生させた?らしい。
コリャ参ったね /(´ω`;)\
でも心配御無用。この段階なら手直し自在です。
ゴテゴテになった部分のプラサフは800番ペーパーで研ぎ落とし、再度プラサフを塗ればOK。
パテ埋め処理を忘れた箇所も2箇所見つけたので、パテ埋めしてから再度プラサフ塗り。
プラサフ1回塗りではマダ樹脂埋めしたラインが浮いて見えます。
しかし、水研ぎ研磨して、もう一度プラサフ塗って研げば綺麗になる筈です。
数回プラサフ塗布と仕上げ1200番ペーパーでの水研ぎにて、修復痕跡は全く判らなくなりました。
やっとこ修復作業の完了です。シリコンオフで脱脂すれば塗装できる状態です。
暇を見つけてコツコツ作業したので、ここまで仕上げるのに一ヶ月かかりました。
もう少し研ぎ込んで、プラサフ層を薄く仕上げたいのですが、白色プラサフは白色水着同様、下地が透けやすいので悩みます。
仕上げの塗装は、プロに依頼するつもりですが、コレだけのために調色してもらうのも気がひけるので、また他のパーツを塗装依頼する時にまとめて頼む事にしよう。
この部分は装着すれば見えない部分なので、表面ほど気は使わずに済む。
シッカリ樹脂充填して強度が保てればOK。
サンダーで、樹脂充填した箇所や大き目の塗装キズのある箇所を粗磨き。
機械は力が強いので、全体的に軽く磨いて済ませました。