2013年9月19日
750Turboのレストア日記
きのう、火星に行った。
私のバイク旅行での最大の目的は「走りまくる」事であり喰ったり観たりはあまり眼中にない。
故に一番気になるのが天候だ。出来るなら雨には降ってほしくない。
今回は初日の強風にはビビッたが、以降は望んでも得られないほどの超好天続きであった。
こういうところは日頃の行いの清廉さが反映されるのであろう。人徳と言っても良いかもしれぬ。
最終日に680Km走り、総走行距離1,530Kmと4日間の割には控えめ。
焚いたガソリンは約65リットル。出発前に燃調を僅かに薄くしたので、以前より若干好燃費な数字である。
四国内は自動車の平均スピードは比較的高めである。
道路も見通しの利く幅の広いところが多く、フツーのおじさんおばさんでもガンガン追い越しをかけている。
また、追走車が来るとすんなり道を譲る車にも常時遭遇し、これらの状態は四国内では交通常識のようである。
狭い都市部以外は閑散とした田舎道が大半なので、すこぶる快適に走る事ができた。
ガソリンスタンドのセルフ化は、まだほとんど進んでいない様子だ。
カーナビは全路で電源を入れっぱなしだったが壊れる事はなかった。シガープラグが振動で抜けかかる事が2度ほどあったが。
373さんに貰った「靴ベラ」も効果があったようで、帰路の高速道では装着して帰宅したが握力は以前ほど落ちなかったので効果があるのは間違えなさそう。
以上、私の年に一度の大イベントは無事成功裏に終了した訳である。
R197〜R320〜R381と走り、四万十市西土佐江川アの「産直市場 西土佐ふるさと市」さんに着いたのが正午。
午前5時半。「国民宿舎 土佐」さんの部屋にて3日目の朝を迎えた。
人生時間残り少ないオッサンの朝は早い。寝ている時間が惜しいのだ。
一路四国の屋根「四国カルスト姫鶴平」を目指す。
画像の道は広い良道であるが、この手前では道を間違え旧道に入ったらしく、非常に急峻で狭い登り悪路であった。
自分で言うのもなんですけど、この日ここに来た人はアタリですね。
雲ひとつない四国の屋根。まさに別天地。
想像よりは狭かったですけど(^ω^;)
この後国道440号の旧道?を使って地芳峠を下ったが、これまた急峻な下り勾配難路であった。
姫鶴平から南下して、午後4時ごろには足摺岬に到達した。
画像奥のオフロードバイク氏は新潟からの遠征。
駐車場を根城にするネコたちと戯れ中の様子。
午前8時に宿を後にして、この日は再び四国中央山間地へ向う。
画像は宿を出て少し走った半島道路にて。
雲ひとつない青空と陽光に輝く海が眩しい。
さらに四万十川沿いの道を南下する。
部屋は窓が西向きに開けているので夕日が綺麗だ。
この日は一般道を300Km走りもう満腹。
程よい疲れを感じつつ、気分は爽快である。
3日目の宿は足摺岬から1時間ほどの宿毛市にある「国民宿舎 椰子」さん。
入り江の漁港近くのやや高台に建っている宿で見晴らしは良い。
この日は中秋の名月の前日。
お月様が非常に明るく綺麗であった。
真夜中の3時半に目が(酒が)覚め、綺麗だったので撮影にチャレンジしたが、携帯電話カメラではやはり無理がある。
この夜の私の上機嫌は、この月の影響だったのかもしれない。
この日は気分がよく、日本酒300ml瓶「土佐鶴」と「酔鯨」の2本を開け、さらにアテにきびなごフライの単品を追加注文してしまった。
撮影フレームがズレており、末期的症状だった事が容易に推察できる。
風呂を済ませて夕食。
373夫人より「宿毛はきびなごが名物だから食すように」との指示がメールで届いていた。
夕食にはきびなごのフライが付いていた。
頂上の姫鶴平では、放牧された牛たちが出迎えてくれた。
高原地帯なので寒いのかと思ったが、夏着で全く問題なかった。
ココに立ち寄った理由はコレ。
皆さん今年全国のニュースで観た記憶があると思います。
国内最高気温書割看板です。
ここ西土佐ふるさと市さんで偶然、今密かに話題の「アダムスキー型パン」に遭遇。
早速昼食として食した。
四国では比較的広い範囲で遭遇できるらしい。
味はシンプルなものです。
翌日の朝の部屋からの眺め。西向きなので太陽は見えない。
ちょうど漁港の入口のため、夜中の12時過ぎや夜明け前の4時ごろに、漁船のエンジン音や市場の港内連絡放送の音でかなり騒々しい。これは意表を突かれた感じであった。
部屋から「ヴィラ・サントリーニ」さん越しにパチリ。
「国民宿舎 土佐」さんは、涼しげに乾いた異境センスと絶景がグットな宿であった。
足摺岬にあるジョン万次郎氏の銅像。
これまた逆光じゃぁ〜 ・゚・(ノД`)・゚・。
足摺岬での景色は雄大なものでした。
足摺岬灯台へ向う途中にあった看板。
書いてある文句はどう考えても「誉め殺し」文句ですよね?
これがその「地獄の穴」。私もココから冥途へ旅立つのだろうか・・・。
しかしこの穴は小さすぎる!私では通れない!!
他の入口を探すとしよう。
部屋は8畳で広々しているし綺麗である。
驚いたのは布団敷きのサービスがある事。
私が今まで泊まった国民宿舎では初めてです。
清算を済ませてイザ出発!
7,500円也。
リーズナブルな宿泊費はありがたいものだ。
四国四万十川とくればコレ。
佐田の沈下橋。
そしてまたまた清算書。
しめて8,730円也。
慎めばもっとお安く泊まれます。
ここはオススメ!
宿を出るときにこんなチラシを貰った。
またここに来る事はあるのだろうか・・。
「椰子」さんは私が知る国民宿舎の中で総合的にナンバーワンですね。
4日目はひたすら自宅を目指すのみ。
ただ、ガソリン給油ついでに宇和島城に寄ってみた。
非常に急峻な崖の上に建っており、登るのにかなり根性が要ります。
松山自動車道伊予灘SAにて。
平日なので閑散としたものである。
帰路はしまなみ海道を通った。
立派な橋がいくつか掛かっているが当然駐停車禁止。
せっかくの観光道路なのだから、景色の良いところにもっとパーキングを作ってもらいたいものだ。