2002年12月30日
750Turboのレストア日記

  ここで組み立ててます。
Auto Factory 373
四日市市西阿倉川1660番地3
TEL・FAX 059−334−7887

このホームページはレストア状況の速報的構成になっているため不定期更新です。アシカラズ
バルブの磨き・当たりとりはすんだものの、ステムのガタをどうしたものか・・・。
バラした時から気づいてはいたんですが、あらためてチェックしてみてその大きさにはちょっとガックリです。
とくに排気側のほうがガタが大きいようです。
メーカーのマニュアルによると、0.1〜0.2ミリが基準値のようですが、どう見ても0.5ミリ以上ありますなこりゃ。
まあ、とにかく今年の作業はこれにて終了。
正月休みに、ミカンと餅と酒でも飲みながら考えます。
では、皆さん良いお年を。来年もよろしく。

いよいよエンジン組み立て作業はシリンダーヘッドへ。
まずは、バルブの掃除から。
吸気側のバルブには、オイルで湿ったカーボンが付着し、排気側は焼け錆びた感じです。
ボール盤にバルブを噛まして回転させながらサンドペーパーを当ててきれいに磨きます。
この時、バルブステムのガイドとストロークする部分には絶対サンドペーパーやボール盤のチャックでキズをつけないよう気をつけなくてはいけません。
そのためテープを巻いて境界部を保護してます。

「ガリガリ。ガリガリ。」ひたすらサンドペーパーを当て続けます。
機械まかせなので作業自体は楽ですが、1本15〜20分かかります。

「たこ棒」という(俗称?)吸盤が付いた棒にバルブを吸着させて。

燃焼室側も磨きます。

♯80→180→260→320→400とサンドペーパーの目を細かくしながら磨きました。
今回はバルブシートとの当たりも取り直すつもりですので、ラップ面にも軽くペーパーを当てました。

未来へ
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燃焼室側の出来上がり。
完全鏡面とはいきませんが、まあこんなもんで十分でしょう。
もちろん根気よくやれば鏡面化は可能です。

全8本磨き終わりました。

続いてバルブシートとの当たりをとります。

バルブシートとの当たり面に薄くバルブコンパウンドを塗ります。

「カンカンカンカン。」ひたすらバルブをシートに打ち当てながら回転させて当たりをとります。
ちょとウルサイです。

バルブコンパウンドも粗目→細目と種類を変えて、当たりを仕上げていきます。

さて、当たりをとり終わったのでステムガイドとのガタをバルブを揺すってチェック。
う〜ん、大きい。ちょっとガタが大きすぎるような気が・・・。