2002年6月16日
750Turboのレストア日記

南さんにお世話になってま〜す。
Auto Factory 373
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TERAさん、カトーさんの『タービンをガンコートで塗ろう。いや、塗らせて下さい!』なんて言葉に乗せられて塗ることに決めたものの、タービンを組んだまま塗装にかけるわけにはいきません。熱硬化処理のため100℃ぐらいまで加熱するとか。
仕方ありません。タービンをバラすとしましょうか。
と、言うわけで今回はタービンバラシ編です。

上が、バラす前のタービンです。

まずオイルラインの配管や加給圧調整用のアクチュエータをはずします。
この時、給油側の配管を外したら、すかさずメクラ処理をします。
給油側のすぐ下にタービンの重要部、軸受けメタルがあり、絶対に異物が入るのを防がなくてはなりません。
次に吸気側のコンプレッサーハウジングを止めている大きなCクリップを外しハウジングをはずします。
このCクリップをはずすのがけっこう厄介です。

吸気側のケースが外れたら、ステンレス製のクリップバンドを外し排気側のケースを外します。

タービンシャフトの両端にスパナ・レンチをかけて吸気側のナットを緩めます。
なお画像では排気側のケースが付いてますが、これは私の手順間違えです。
上が以前交換した不良タービンのもの。
下が今回バラしたタービンのもの。
不良品は排気側シャフトに焼け跡があり、吸気側の羽根が欠けてます。

吸気側には1枚カラープレートが入っていてメタル部のオイルを遮断してます。その裏の軸受け部側にOリングが入っていますのでこれを外しておきます。まあ場所が場所ですから、100℃位には耐えると思うのですが・・。右がOリングを外したところです。

鈴鹿サーキットで海外から来た4輪レーシングチームが、パドックで無造作にタービンの解体・組み立てをしているのを目撃して以来、私のタービンに対する「いじっちゃだめ恐怖症」が「タービンだって人が作ったもの」に格下げ処理されました。
しかし、ものがモノだけにかなり気を使います。特に軸受部。
興味のあるオーナーの方は、一度挑戦してみてはいかが・・・。